「CompTIA Security+を受けたいけど、日本語の情報が少なくて勉強法が分からない」。そう感じている人は多いと思います。私自身、受験前に同じ壁にぶつかりました。
私は現役のインフラエンジニアで、Security+に加えてCCNA・CCNP・Project+を取得しています。この記事では、実際に合格した立場から、Security+の勉強法を具体的に解説します。
先に結論を言うと、王道はシンプルです。公式の出題範囲で全体像をつかみ、問題演習をひたすら繰り返し、用語の弱点ノートで仕上げる。日本語の市販教材が少ない試験なので、問題演習を中心に据えるのが、いちばん効率的です。
この記事で分かることは次のとおりです。
- Security+(SY0-701)の試験概要と勉強時間の目安
- 合格までの具体的な4ステップ
- 使うべき教材と、CompTIA特有の注意点
- 試験当日のコツとよくある質問
CompTIA Security+とは(ざっくり)
Security+は、ITセキュリティの基礎を証明する国際資格です。特定製品に依存しない、ベンダーニュートラルな内容が特徴です。最新の試験は「SY0-701」です。なお後継のSY0-801が2026年後半に登場する予定ですが、現時点ではSY0-701が現行版です。取得した認定は、試験版に関係なく3年間有効です。
まず、試験の基本スペックを押さえておきましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験番号 | SY0-701(V7) |
| 問題数 | 最大90問(選択式+パフォーマンスベース) |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格点 | 900点満点中750点 |
| 受験料 | 425米ドル(円は為替で変動。Pearson VUEで要確認) |
| 言語 | 英語・日本語ほか |
| 有効期限 | 3年(CE:継続教育で更新。50CEUなど) |
| 推奨経験 | Network+相当+セキュリティ/システム管理の実務2年 |
資格そのものの位置づけは、別記事でも詳しく書いています。あわせてどうぞ。
👉 CompTIA Project+とSecurity+の違い・どっちを先に取るべき
合格に必要な勉強時間の目安
勉強時間は、前提知識によって大きく変わります。あくまで目安として、次のくらいを見ておくとよいです。
| あなたのタイプ | 勉強時間の目安 |
|---|---|
| セキュリティ完全未経験 | 120〜150時間 |
| ネットワーク・IT基礎あり | 60〜100時間 |
| 実務でセキュリティに触れている | 数十時間〜 |
私の場合は、ネットワークの土台があったので、比較的スムーズに進められました。とはいえ範囲は広いので、腰を据えて取り組む必要はあります。
Security+の勉強法ロードマップ(4ステップ)
合格までの流れを、4つのステップに分けて説明します。この順番で進めれば、迷わず最短で合格に近づけます。
ステップ1:出題範囲で全体像をつかむ
最初に、公式の出題範囲で「何が問われるのか」を把握します。SY0-701は、次の5つのドメインで構成されています。
| ドメイン | 配点 |
|---|---|
| 一般的なセキュリティの概念 | 12% |
| 脅威・脆弱性・緩和策 | 22% |
| セキュリティアーキテクチャ | 18% |
| セキュリティ運用 | 28% |
| セキュリティプログラム管理と監督 | 20% |
配点を見ると、「運用(28%)」と「脅威(22%)」で全体の半分を占めます。ここが得点源になるので、優先して固めましょう。
ステップ2:問題演習を繰り返す
Security+の学習は、問題演習が中心になります。日本語の市販テキストが少ないため、Udemyの模擬試験や問題集が主力になります。
大事なのは、インプットに時間をかけすぎないことです。1周目は間違えだらけでも気にせず、2周・3周と繰り返します。問題を解きながら覚えるほうが、短期間では圧倒的に効率的です。
ステップ3:用語の弱点ノートを作る
CompTIAの試験は、用語の理解が勝負を分けます。問題を解いて出てきた知らない用語は、その都度メモしましょう。
このメモが、自分だけの弱点ノートになります。試験直前にここを見返すだけで、効率よく総復習ができます。用語は自分の言葉で書くと、記憶に定着しやすいです。
ステップ4:模試で仕上げる
仕上げに、本番形式の模試を解きます。時間を計って解くことで、ペース配分の感覚がつかめます。安定して合格ラインを超えられるようになったら、受験のサインです。
CompTIA特有の「翻訳のクセ」に注意
Security+の日本語版は、英語からの翻訳です。そのため、日本語の言い回しが独特で、読みづらく感じることがあります。
対策は、その独特な日本語に「慣れておく」ことです。問題演習の段階から翻訳調に触れておくと、本番で戸惑いません。意味が取りづらいときは、英語の発想で読み解くと理解しやすいです。
試験当日のコツ
当日に気をつけたいポイントを、いくつか挙げておきます。
- パフォーマンス問題に時間を取られそうなら、後回しにする
- 分からない問題は一旦飛ばし、最後に戻る
- 90分・最大90問なので、1問あたり1分を目安に進める
- 見直しの時間を、必ず数分は残しておく
よくある質問(FAQ)
Q1. Security+は未経験でも受かりますか?
受かります。ただし範囲が広いので、十分な演習量が必要です。
Q2. CCNAとSecurity+はどちらを先に取るべき?
インフラ志望ならCCNAが先です。土台があると理解が速くなります。
Q3. 日本語の参考書はありますか?
少ないです。Udemyの問題集を中心に進めるのが現実的です。
Q4. 勉強期間はどれくらい見ればいい?
1日1〜2時間で、1〜3か月が目安です。前提知識で変わります。
Q5. 有効期限はありますか?
3年です。継続教育(CEU取得)で更新できます。
Q6. 受験料はいくらですか?
米国公式で425ドルです。円価格はPearson VUEで確認しましょう。
Q7. Security+は転職で評価されますか?
されます。セキュリティ人材は不足しており、国際的にも通用します。
まとめ
Security+の勉強法を、最後に整理します。
- 公式の出題範囲で全体像をつかむ(運用と脅威で半分)
- Udemyの模試・問題集を繰り返し解く
- 知らない用語は弱点ノートにまとめる
- 模試で本番形式に慣れて仕上げる
- CompTIA特有の翻訳調に、早めに慣れておく
日本語教材が少ない試験ですが、やることはシンプルです。問題演習を軸に淡々と繰り返せば、合格は十分に狙えます。あなたの合格を応援しています。
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