CCNAの難易度・合格率は?現役エンジニアが正直に解説【200-301】

CCNA

 

  • 「CCNAって、未経験でも受かるくらいの難易度なの?」
  • 「合格率ってどのくらい?」

これから挑戦する人がいちばん気になるところだと思います。

先に私の結論を言うと、CCNAは「難関資格」ではありませんが、なめてかかると普通に落ちる試験です。範囲が広く、丸暗記では通用しなくなってきているので、正しい順番で地道に対策すれば未経験でも十分合格できる、というのが現役インフラエンジニアとしての実感です。

この記事では、CCNA(現行の200-301)の難易度を、試験の仕組みから具体的に分解していきます。最初に、多くのサイトが触れない大事な前提から書きます。

 

 

大前提:合格点も合格率も「公式は非公開」です

最初に正直に伝えておきたいことがあります。CCNAの合格点と合格率は、Cisco公式が公表していません。

ネットで検索すると「合格ラインは1000点満点中825点」「合格率は約60%」といった数字をよく見かけます。私も受験前に目にしました。ただ、これらはあくまで受験者の体感や噂をもとにした非公式の情報で、Ciscoが正式に発表したものではありません。

なので、この記事でも「合格率◯%」と断言はしません。できるのは、試験の仕組みと、実際に受けた人間の体感から「どのくらいの難易度か」をお伝えすることです。数字を鵜呑みにするより、こちらのほうが役に立つはずです。

 

 

CCNA(200-301)の試験概要

難易度を語る前に、試験の基本スペックを押さえておきます。

項目内容
試験番号200-301(現行バージョン v1.1)
試験時間120分
問題数非公開(一般的に100問前後と言われる)
出題形式選択式・ドラッグ&ドロップ・シミュレーション問題 など
合格点非公開
受験料300米ドル(日本円での金額はPearson VUEで要確認)
結果通常、受験後にオンラインで確認

注目してほしいのは、120分で100問前後を解くというペースです。1問あたり1分強。じっくり考え込む余裕はそれほどありません。このスピード感も、CCNAの難易度を語るうえで地味に効いてきます。

 

 

CCNAの難易度を4つの要素に分解する

「難しい/簡単」は人によって感じ方が違うので、難易度を作っている要素を分けて見ていきます。

とにかく範囲が広い

CCNAの一番のハードルは、出題範囲の広さです。ネットワークの基礎、IPアドレス、ルーティング、スイッチング、無線、セキュリティ、自動化まで、ネットワークまわりを幅広くカバーします。一つひとつは極端に深くはないものの、「広く・浅すぎず」覚える必要があり、ここで挫折する人が多いです。

 

暗記だけでは解けなくなってきている

昔のCCNAは過去問の丸暗記でも何とかなる、と言われた時代もありました。ですが現行の200-301は、仕組みを理解していないと解けない問題が明らかに増えています。「なぜそう設定するのか」「この状態で通信はどうなるか」を問われるので、用語の暗記だけでは足をすくわれます。

 

シミュレーション問題がある

選択式だけでなく、実際に設定や状態確認をさせるシミュレーション形式の問題が出ます。コマンドを自分で打った経験がないと、ここで手が止まります。逆に言えば、手を動かして学んだ人にはボーナス問題になります。

 

時間配分とプレッシャー

前述のとおり、120分で100問前後。シミュレーション問題に時間を取られると、後半で焦ります。1問に悩みすぎず、分からない問題は一旦飛ばして進む、という試験慣れも必要です。

 

 

他の資格と比べるとどのくらい?

体感での位置づけをお伝えします(あくまで私の主観です)。

国家資格の基本情報技術者と比べると、CCNAは「ネットワークに特化して深い」ぶん、範囲は狭いですが専門性は高い印象です。同じCompTIA系で言えば、Security+ほど広範な暗記は要求されない一方、シミュレーションがある分「手を動かした経験」の有無で差がつきます。

総じて、IT資格の中では入門〜初級の上のあたり。「誰でも一夜漬けで受かる」ほど甘くはないけれど、「専門学校レベルの猛勉強が必須」というほど高くもない、という位置づけです。

 

 

合格に必要な勉強時間の目安

これも個人差が大きい前提で、目安を出しておきます。

学習者のタイプ勉強時間の目安
ネットワーク完全未経験おおむね160〜200時間
多少のIT・NW知識あり100時間前後
実務でネットワークに触れている数十時間〜

未経験なら、1日2時間の勉強で2〜3ヶ月、というのが現実的なラインです。短期合格をうたう情報もありますが、それは前提知識がある人の話だと思っておいたほうが安全です。

 

 

CCNAに落ちる人にありがちなパターン

私が見てきた範囲で、つまずく人には共通点があります。

参考書を何冊も買って、どれも中途半端に終わってしまう。問題演習を後回しにして、読むだけで分かった気になる。手を一度も動かさず、シミュレーション問題で固まる。この3つが「落ちる王道パターン」です。逆に言えば、ここを避けるだけで合格はぐっと近づきます。

 

 

難易度を下げるための現実的なコツ

最後に、難易度を「自分にとって」下げる方法をまとめます。

まず、教材を絞ること。広い範囲を1冊でカバーできる定番参考書を決めて、それを繰り返すのが結局いちばん効率的です。次に、早い段階から問題演習を始めること。理解と並行して問題に慣れると、知識が定着します。そして、シミュレータでいいので手を動かすこと。これだけでシミュレーション問題への苦手意識が消えます。

具体的にどの教材を使えばいいかは、別記事で現役目線でまとめています。あわせて読んでみてください。

👉 CCNAのおすすめ教材・参考書まとめ

 

 

まとめ

CCNAの難易度について、正直なところをまとめます。

  • 合格点・合格率はCisco公式が非公開。ネットの「825点」「合格率◯%」は非公式な数字
  • 難易度は「入門〜初級の上」。難関ではないが、なめると落ちる
  • 範囲の広さ・理解重視化・シミュレーション・時間配分が壁になる
  • 未経験なら160〜200時間が目安。1日2時間で2〜3ヶ月が現実的
  • 教材を絞り、早めに問題を解き、手を動かせば難易度は下がる

数字に振り回されず、正しいやり方でコツコツ進めれば、CCNAは未経験からでも十分に手が届く資格です。あなたの挑戦を応援しています。

 

 

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