Project+問題集②練習問題10問|無料・徹底解説

CompTIA Project+

CompTIA Project+(PK0-005)の合格に、いちばん効くのは「問題を解きながら覚える」ことです。

この記事は、練習問題シリーズの第2弾・全10問を、1問ずつ徹底解説つきでお届けします(第1弾はこちら)。公式4ドメインからバランスよく出題しました。

解説では、正解の理由だけでなく、不正解の選択肢がなぜ違うのかまで説明しています。まずは何も見ずに解いて、そのあと解説をじっくり読んでください。

 

 

CompTIA Project+ 練習問題 第2弾(全10問)

問題1

プロジェクトの特徴として最も適切なものはどれか。

A. 終わりがなく継続的に行う日常業務
B. 成果物が毎回同じルーチン作業
C. 独自の成果物を、決められた期間内に生み出す有期的な取り組み
D. 定常的な運用・保守業務

正解 C

【解説】
答えはCです。プロジェクトとは「有期性(始まりと終わりがある)」と「独自性(毎回異なる成果物を生む)」を持つ取り組みを指します。これに対し、日常の運用・保守のように終わりがなく繰り返す仕事は「定常業務(オペレーション)」と呼び、プロジェクトとは区別します。この違いはProject+の土台となる最重要概念です。

各選択肢の解説
A:終わりのない継続業務は定常業務で、プロジェクトではない。
B:毎回同じルーチンは定常業務。プロジェクトは独自性を持つ。
C:正しい。有期的・独自の成果物を生む取り組み。
D:運用・保守は定常業務でありプロジェクトではない。

試験対策ポイント:「有期性+独自性=プロジェクト」。定常業務(オペレーション)との違いを押さえる。

問題2

プロジェクトに資金や経営資源を提供し、最終的な意思決定の後ろ盾となる人は誰か。

A. プロジェクトスポンサー
B. プロジェクトマネージャー
C. チームメンバー
D. エンドユーザー

正解 A

【解説】
答えはプロジェクトスポンサーです。スポンサーは、プロジェクトに資金や経営資源を提供し、上位の意思決定や組織的な後ろ盾を担う立場です。一方、プロジェクトマネージャー(PM)は、日々の計画・実行・管理を担う現場の責任者。両者の役割の違いはよく問われます。「お金と権限の後ろ盾=スポンサー、現場の指揮=PM」と整理しましょう。

各選択肢の解説
A:正しい。資金・資源を提供し、後ろ盾となる立場。
B:PMは日々の計画・実行・管理を担う現場責任者。
C:チームメンバーは実作業を担当する。
D:エンドユーザーは成果物の利用者。

試験対策ポイント:「資金と権限の後ろ盾=スポンサー」「現場の指揮=プロジェクトマネージャー」。

問題3

プロジェクトの開始を正式に承認し、プロジェクトマネージャーに権限を与える、立ち上げ段階の文書はどれか。

A. WBS
B. ガントチャート
C. 課題ログ
D. プロジェクト憲章(プロジェクトチャーター)

正解 D

【解説】
答えはプロジェクト憲章です。プロジェクト憲章(チャーター)は、立ち上げ(Initiation)段階で作られ、プロジェクトの目的・概要を示し、その開始を正式に承認するとともに、プロジェクトマネージャーに権限を与える文書です。「プロジェクトの出生証明書」のような位置づけで、ここからプロジェクトが公式にスタートします。

各選択肢の解説
A:WBSは計画段階で作業を分解する成果物。
B:ガントチャートはスケジュールを表す図。
C:課題ログは発生した課題を記録する文書。
D:正しい。立ち上げを正式承認し、PMに権限を与える文書。

試験対策ポイント:「立ち上げ=プロジェクト憲章でPMに権限付与」。どの段階の文書かをセットで覚える。

問題4

プロジェクトのライフサイクルの順序として正しいものはどれか。

A. 計画→立ち上げ→実行→終結→監視
B. 立ち上げ→計画→実行→監視・コントロール→終結
C. 実行→計画→立ち上げ→監視→終結
D. 立ち上げ→実行→計画→終結→監視

正解 B

【解説】
答えはBです。プロジェクトは一般に「立ち上げ(Initiation)→計画(Planning)→実行(Execution)→監視・コントロール(Monitoring & Controlling)→終結(Closing)」の順で進みます。監視・コントロールは実行と並行して継続的に行われる点もポイント。この流れは全ドメインの背骨になるので、順番で丸ごと覚えましょう。

各選択肢の解説
A:計画が立ち上げより先に来ており誤り。
B:正しい。立ち上げ→計画→実行→監視→終結。
C:実行が最初に来ており誤り。
D:実行と計画の順が逆で誤り。

試験対策ポイント:「立ち上げ→計画→実行→監視・コントロール→終結」。監視は実行と並行して継続。

問題5

プロジェクトの作業を、管理しやすい小さな単位に階層的に分解した成果物はどれか。

A. WBS(作業分解構成図)
B. RACIチャート
C. リスク登録簿
D. ガントチャート

正解 A

【解説】
答えはWBSです。WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)は、プロジェクト全体の作業を、管理・見積もりしやすい小さな単位(ワークパッケージ)へ階層的に分解した成果物です。これがあると、スケジュールやコストの見積もり、担当の割り当てが正確になります。計画段階の中心的な成果物です。

各選択肢の解説
A:正しい。作業を階層的に分解した成果物。
B:RACIチャートは役割分担を示す表。
C:リスク登録簿はリスクを一覧管理する文書。
D:ガントチャートはスケジュールを視覚化する図。

試験対策ポイント:「作業を階層的に分解=WBS」。見積もり・割り当ての土台になる。

問題6

各作業について「実行責任・説明責任・相談・報告」の役割分担を明確にする表はどれか。

A. ガントチャート
B. 課題ログ
C. RACIチャート
D. スコープ記述書

正解 C

【解説】
答えはRACIチャートです。RACIは、Responsible(実行責任)、Accountable(説明責任)、Consulted(相談される)、Informed(報告される)の頭文字で、各作業について「誰が何の役割を担うか」を一覧で明確にする表です。役割の曖昧さによる混乱を防ぎ、コミュニケーションを円滑にします。特にAccountable(説明責任者)は各作業に1人、が原則です。

各選択肢の解説
A:ガントチャートはスケジュールの図。
B:課題ログは発生した課題の記録。
C:正しい。役割分担(R・A・C・I)を明確にする表。
D:スコープ記述書は作業範囲を定義する文書。

試験対策ポイント:「役割分担の明確化=RACI」。Accountable(説明責任)は各作業に1人が原則。

問題7

各タスクの開始・終了とスケジュール全体を、横棒で視覚的に表す図はどれか。

A. WBS
B. ガントチャート
C. リスク登録簿
D. プロジェクト憲章

正解 B

【解説】
答えはガントチャートです。ガントチャートは、各タスクの開始日・終了日や進捗を横棒で表し、スケジュール全体を一目で把握できる図です。タスク同士の前後関係や、遅れの発生も視覚的に分かります。WBSで分解した作業を、時間軸に並べたものと考えると理解しやすいです。

各選択肢の解説
A:WBSは作業を階層分解した成果物で、時間軸は表さない。
B:正しい。スケジュールを横棒で視覚化する図。
C:リスク登録簿はリスクの一覧。
D:プロジェクト憲章は立ち上げの承認文書。

試験対策ポイント:「スケジュールを横棒で視覚化=ガントチャート」。WBSを時間軸に並べたもの。

問題8

プロジェクトの3大制約(トリプルコンストレイント)として一般的に挙げられる組み合わせはどれか。

A. 品質・コスト・チーム
B. 時間・リスク・調達
C. 人材・契約・スコープ
D. スコープ・時間・コスト

正解 D

【解説】
答えはDです。プロジェクトの3大制約(トリプルコンストレイント)は、スコープ(範囲)・時間・コストの3つです。この3つは互いに影響し合い、たとえば範囲を広げれば時間やコストが増える、という関係にあります。品質はこの3つのバランスの中で保たれる、と整理されます。プロジェクト管理の基本の”綱引き”として頻出です。

各選択肢の解説
A:チームは3大制約に含まれない。
B:リスク・調達は制約そのものではない。
C:人材・契約は3大制約ではない。
D:正しい。スコープ・時間・コストが3大制約。

試験対策ポイント:「3大制約=スコープ・時間・コスト」。1つを動かすと他に影響する関係。

問題9

プロジェクトの途中でスコープの変更が必要になったとき、まず行うべき正しい手順はどれか。

A. 変更要求(チェンジリクエスト)を出し、正式な変更管理プロセスで承認を得る
B. 担当者の判断で、その場ですぐに変更を反映する
C. 変更が必要でも、混乱を避けるため無視する
D. スコープが変わるのでプロジェクトを中止する

正解 A

【解説】
答えはAです。プロジェクトの途中で変更が必要になったら、思いつきで反映するのではなく、変更要求(チェンジリクエスト)を提出し、変更管理プロセス(影響評価→承認→反映)を経るのが正しい手順です。これにより、スコープの無秩序な膨張(スコープクリープ)を防ぎ、影響を管理できます。「変更は正式なプロセスで」が鉄則です。

各選択肢の解説
A:正しい。変更要求を出し、正式なプロセスで承認を得る。
B:独断での即時変更はスコープクリープを招き危険。
C:必要な変更の無視は問題を大きくする。
D:変更=中止ではない。管理して対応する。

試験対策ポイント:「変更は変更要求+変更管理プロセスで」。無秩序な変更(スコープクリープ)を防ぐ。

問題10

成果物と金額をあらかじめ固定し、ベンダーがその範囲で完成責任を負う契約形態はどれか。

A. 準委任契約
B. タイム・アンド・マテリアル契約
C. 固定価格契約(一括請負)
D. ボランティア契約

正解 C

【解説】
答えは固定価格契約(一括請負)です。固定価格契約は、成果物の範囲と金額を最初に固定し、ベンダーがその範囲を完成させる責任を負う契約です。発注側は費用が読みやすい反面、範囲変更には追加費用が発生します。対して、作業時間と実費で精算するのがタイム・アンド・マテリアル契約。契約形態の違いは、ドメイン4(ITとガバナンス)で問われます。

各選択肢の解説
A:準委任契約は成果ではなく業務の遂行を約束する契約。
B:タイム・アンド・マテリアルは作業時間と実費で精算する契約。
C:正しい。範囲と金額を固定し、完成責任を負う契約。
D:ボランティア契約という区分は一般的でない。

試験対策ポイント:「範囲と金額を固定・完成責任=固定価格契約」「時間と実費=T&M契約」。

■ ミニまとめ(問題1〜10)

復習:有期性+独自性=プロジェクト/資金と権限の後ろ盾=スポンサー/立ち上げの承認文書=プロジェクト憲章/流れ=立ち上げ→計画→実行→監視→終結/作業の階層分解=WBS/役割分担=RACI/スケジュール可視化=ガントチャート/3大制約=スコープ・時間・コスト/変更は正式プロセスで/範囲と金額固定=固定価格契約。

おわりに

お疲れさまでした。Project+は、プロジェクトの流れ(ライフサイクル)と、各段階で使う文書・ツールの名前をセットで押さえるのが得点のコツです。間違えた問題は、用語の意味を確認して解き直しましょう。

👉 CompTIA Project+の練習問題【第1弾】
👉 CompTIA Project+とは?出題範囲・受験料・取得価値
👉 CompTIA Project+の難易度・合格率は?
👉 CompTIA Project+の勉強法・勉強時間
👉 CompTIA Project+のおすすめ教材

※掲載問題はすべて筆者が公式の出題範囲をもとに独自に作成したオリジナルです。実際の試験問題ではありません。試験仕様は変更される場合があるため、受験前にCompTIA公式でご確認ください。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました